Penguin's Answers.
質問:ペンギンはどうして寒い南極でくらせるの?
答え:陸の上はとても寒いけれど、ペンギンを襲う天敵がいないし、海の中はとても豊かで、ペンギンの餌がたくさんあります。
冷たい海で餌をとるペンギンは、脂肪と羽毛で保温をしています。
特にこの羽毛はドライスーツのように水をはじき、ダウンジャケットのようにあたたかです。
そして氷の上で足が冷たくなっても体は冷たくならない仕組みや体の表面から熱を逃がさない仕組みももっています。
そして陸の上で寒いときには押しくらまんじゅうをして寒さをしのぎます(ハドリング)。
実はペンギンは暑さに弱くて、南極の夏の天気の良い穏やかな日には、フリッパーをあげて脇の下の風通しをよくし、口を開けてハァハァとあえいでいたりします。
質問:地球が暖かくなると、ペンギンが死んじゃうってホント?
答え:南極半島などの比較的暖かいところでは、アデリーペンギンの数が減ってきています
一方、もっと寒いロス海や昭和基地の近くではアデリーペンギンは増えてきています
これは海の氷に関係があると考えられています
もっともっと地球が暖かくなってしまったら、ペンギンにも人間にも住みにくくなってしまうでしょうね
質問:一度人に捕獲されたペンギンは「人臭い」ために仲間はずれになったりしないの?
答え:ないと思います。
ペンギンは見た目(視覚)や鳴き声(聴覚)で親やつがい相手を認識しており、臭い(嗅覚)はつかっていません。
実際、作業が済んで放してやると一目散に自分の巣の場所に戻っていって、つがい相手と鳴き交わしたりします。
ヒナも特に気にしている様子はなく、すぐに餌ごいを始めたりします。
アデリーやキングの場合、周りの連中は、近くを通るときにつついたりしますが、これは営巣地の中にも小さな縄張りがあるからです。
お隣さんがその中に入ってきても激しく攻撃します。