Penguin's Answers.


  • 質問:ペンギンは冬の間は何をしてるの?

    答え:種類にもよっても違うのですが、夏に南極大陸の露岩で子育てをするアデリーペンギンの 場合、冬の間の生態は実は余りよくわかっていません。
    たぶん海氷縁域まで北上して、海で餌をとって暮らしているといわれています。
    コウテイペンギンの場合は冬に海氷上でヒナを育てます。
    卵の間は雄が温め、雛が小さいうちは雄と雌は交代でヒナを守ります。
    雛が大きくなると、雄雌ともにえさを取りに行きます。
    南極の周りの海は冬になると氷におおわれてしまうので、海の中で餌を採るペンギンは、氷のあまり張ってないところまで行かなくてはなりません。
    そのため氷の上を長い距離歩いて、海氷縁あるいはポリニア(氷が張っていないところ)までいって、海に入って餌を採ります。


  • 質問:ペンギンは氷や雪に上に立っていて、足が冷たくならないの?

    答え:冷たいです。
    ペンギンが冷たいと感じているかどうかはわかりませんが、実際、 足の温度はかなり低くなっています。
    しかし足首のところで冷えた静脈血と暖か い動脈血の間で熱交換を行うことによって、体の熱をなるべく逃がさないように しているため、体温が下がってしまうことはありません。


  • 質問:ペンギンはふえてるの?へってるの?

    答え:種類によって、増えてるのもいれば、減ってるのもいます。
    オーストラリア、ニュージーランド、アフリカ、南アメリカのペンギンは減っているものが多いです。
    これはたぶんヒトが海を汚したり、営巣地の環境を壊したり、魚を捕りすぎたりしているためです。

    亜南極の島にいるキングペンギンは増えています。
    キングペンギンは昔、脂をとるために人がたくさん殺してしまったので、とても数が減ってしまいました。
    しかしその後、とるのをやめるとどんどん増えてきたためです。

    南極のアデリーペンギンの場合、南極半島などの比較的暖かいところでは、減ってきています。
    一方、もっと寒いロス海や昭和基地の近くではアデリーペンギンは増えてきています。
    これは海の氷に関係があると考えられています。